研究課題/領域番号 |
16K11733
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
渡辺 正人 東京医科大学, 医学部, 臨床講師 (40349460)
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研究分担者 |
河野 通秀 東京医科大学, 医学部, 助教 (00421066)
古賀 陽子 東京医科大学, 医学部, 准教授 (10392408)
里見 貴史 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (70276921)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 口腔扁平上皮癌 / がん幹細胞 / 臨床腫瘍学 |
研究成果の概要 |
口腔扁平上皮癌組織内における頭頸部がんに特異的な幹細胞マーカーの発現を免疫組織化学的染色法を用いて検討した。特に腫瘍先進部を対象に評価し、同時に病理組織学的悪性度との関連性も検討した結果、特有な発現様式を認め組織学的悪性度とも一定の関連性を見出した。同様に腫瘍組織内のFbxw7の発現を検討した結果、口腔扁平上皮癌においても発現を認めたが、悪性度の高い症例では発現は認められなかった。 腫瘍組織切片上でレーザーマイクロダイセクションを利用してFbxw7の検出を試みたが、分子レベルでは認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はこれまでにない概念で、がん組織の治療感受性を高める手法を構築するための基礎的研究として位置付けて来た。着目したのは治療抵抗性を示すがん幹細胞の特性の1つであるFbxw7の存在である。その特性を逆に利用することで感受性がん細胞へと能動的に移行させることは臨床応用の可能性につながると考える。本研究ではまず基礎的な段階で口腔癌組織上にがん幹細胞の発現様式を認識し、そこに細胞周期の維持に関わるFbxw7が存在するかを研究した。
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