研究課題/領域番号 |
16K11736
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
居作 和人 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 講師 (90257296)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 癌抑制 / 癌幹細胞 / CXCL14 / 癌抑制因子 / ケモカイン / CXCL14/BRAK / 癌抑制分子 / 転写因子 / 分化 / CXCL14/BRAK / 頭頸部癌 / 腫瘍増殖抑制 / 口腔癌 |
研究成果の概要 |
癌は未分化なものほど悪性度が高く予後が悪く、分化度が高いものほど悪性度は低い。種々のレベルのCXCL14 を発現する口腔癌細胞(HSC-3、CXCL14をノックアウトした細胞、及びCXCL14 遺伝子を導入し強制発現させた細胞)を用いて、癌幹細胞マーカー(CD44v3,6,10v)の遺伝子レベルでの発現をReal-Time PCRにて測定した結果、癌細胞と癌細胞にCXCL14 遺伝子を導入し強制発現させた細胞における癌幹細胞マーカー(CD44v3,6,10v)の遺伝子レベルを比較すると、有意差をもって遺伝子発現が低下していた。CXCL14 が癌(幹)細胞の分化を促進する事が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌は未分化なものほど悪性度が高く予後が悪く、分化度が高いものほど悪性度は低い。癌幹細胞は既存の抗癌剤などに対して高い抵抗性をもっており、癌幹細胞の存在が治療後に癌が再発・転移する原因となっている可能性がある。本研究の結果により、CXCL14 が癌(幹)細胞の分化を促進する事が示唆された。つまり、CXCL14によって、一部の癌細胞は、分化度の高い、悪性度の低い癌細胞に分化することが考えられ、副作用のない癌の治療法の開発につながっていくことが考えられる。
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