研究課題/領域番号 |
16K11763
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
西村 晶子 昭和大学, 歯学部, 講師 (00551227)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 全身麻酔 / 脳神経 / アポトーシス / カスパーゼ3 / FRET / SCAT3 / マウス / 乳幼児 / 脳神経細胞死 / 全身麻酔薬 / 幼若脳 / 脳神経発達 |
研究成果の概要 |
脳神経発達期にあたる乳幼児期の全身麻酔が認知機能の発達に影響を及ぼすことが懸念されている。本研究では全身麻酔薬であるプロポフォールが幼若脳の神経細胞に与える影響を生細胞で経時的に観察する手法を検討した。その結果、プロポフォール投与開始5時間後から細胞死を表すカスパーゼ3活性が有意に増大することを確認し、長時間のプロポフォール持続投与が認知機能の発達に影響を与える可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
全身麻酔の安全性が飛躍的に向上した現代においては、患者の予後にも貢献できる周術期全体を通した麻酔管理が求められている。その中で、乳幼児期の全身麻酔が患児のその後の発達に影響を与えるのではないかという懸念は解決すべき喫緊の課題である。本研究はこれまで主に組織学的な検証が行われてきたこの課題について、生細胞でリアルタイムにカスパーゼ3活性の瞬間を捉えた初めての研究であり、乳幼児における安全な全身麻酔の指針を定める一助となる結果を示唆した。
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