研究課題/領域番号 |
16K11767
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
吉村 建 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 准教授 (90297953)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 舌粘膜 / 特殊粘膜 / AAVベクター / 転写因子 / RNA干渉 / in vivo / マウス / 舌乳頭 / 遺伝子導入 / エレクトロポレーション法 / AAV / AAV(アデノ随伴ウイルス) / エレクトロポレーション / マイクロインジェクション / exo utero / 子宮外発生法 / 発生・分化 |
研究成果の概要 |
我々が選定した舌乳頭形態形成の関連が示唆される転写因子候補のin vivoのRNA干渉による影響を解析する目的で、siRNAと蛍光タンパク質を同時に発現するアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを作製した。3つの候補を過去のマウス胎仔舌粘膜組織マイクロアレイ解析より選定した。作成されたAAVベクターをマグネットビーズと混合し、島根大の大谷先生の方法でE16の胎仔舌粘膜組織に注入し、in vivoのRNA干渉を試みた。注入2日後に胎仔試料を採取し4%PFA固定の後、凍結切片の作製とRNAプローブによるISH・HE染色を行い、組織を観察した。若干の組織変化様所見は見られたが、さらなる精査を継続する。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
舌は消化器の導入器官として摂食嚥下に欠かせない一方、しばしば悪性腫瘍により失われる。QOL(生活の質)の向上には舌の再建が不可欠であるが、現状は他の皮膚を移植するケースが多い。口腔粘膜の中で舌背粘膜は摂食嚥下に寄与する機械乳頭と、味覚の受容に寄与する味覚乳頭を具備するという他にない特徴を具備することから特殊粘膜と呼ばれている。他の口腔粘膜である被覆粘膜・咀嚼粘膜とは異なる性質を持つことより再生に向けた基礎的情報をもたらす本研究は、学術的のみならず臨床応用を目指すことからも社会的にも意義があるものと思われる。今回の結果はまだ精査途中であり、今後も確認・追実験を行いさらなる所見を求めていく。
|