研究課題/領域番号 |
16K11773
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
井村 英人 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (10513187)
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研究分担者 |
菅原 利夫 愛知学院大学, 歯学部, 客員教授 (10116048)
鈴木 聡 愛知学院大学, 歯学部, 非常勤講師 (30468996)
平田 あずみ 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (40263587)
南 克浩 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (70346162)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 口蓋裂 / TCDD / 離開 / 発生 / 機序 / 基底膜 / TCDD / MEOX2 / PAX3 |
研究成果の概要 |
胎仔口蓋部前頭断切片を用いてHematoxylin-Eosin(H-E)染色および免疫染色を行い、口蓋形成期の口蓋を前方から後方にかけて観察し、対照群とTCDD投与群との比較を行ったところ、TCDD投与マウスの口蓋癒合部において、細胞が疎な部位と、口蓋の断裂を認めた。 また、口蓋棚狭窄部において細胞の脱落や細胞の欠損を認めたことから、細胞間接着の低下やアポトーシスによる組織強度の不足が、癒合した口蓋が離開する要因となる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、「胎生期に左右の口蓋突起が癒合し、口蓋が一旦形成された後に、癒合部が解離して口蓋裂が発症する」という、従来の概念とは異なる口蓋裂の発症機構を見出し、その口蓋裂発生原因および一旦癒合した口蓋突起が解離するという新しい口蓋裂発生のメカニズムの要因を解明するということから学術的意義がある。 また、口蓋裂発生原因の解明は、口蓋裂発症予防の見地からも重要な社会的意義を持つものと考えられる。
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