研究課題/領域番号 |
16K11778
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
細道 純 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (00420258)
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研究分担者 |
小野 卓史 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30221857)
吉田 謙一 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (40166947)
前田 秀将 東京医科大学, 医学部, 講師 (60407963)
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研究協力者 |
大石 修史
隈 陽一郎
佐藤 萌
畑野 香澄
洪 海シン
Lekvijittada Kochakorn
木村 綾
Wongkitikamjorn Wirongrong
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 / 間欠的低酸素曝露 / 成長期 / ラットモデル / 交感神経受容体 / 小児 / 顎骨成長 / 上部気道閉塞 / 間欠的低酸素暴露 / 動物モデル / 成長期ラットモデル / 閉塞性無呼吸症候群 / 成長期動物 / 歯学 / 睡眠呼吸障害 |
研究成果の概要 |
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の発達期患者において、顎顔面領域の劣成長とともに、慢性炎症を伴う上部気道の狭窄、就寝時における気道拡張筋の筋緊張の低下が認められ、慢性的な間欠性低酸素(Intermittent hypoxia ; IH)血症が生じている。小児OSAにおける上部気道狭窄の進行に関わる、発達段階におけるIH曝露による顎顔面領域の成長、炎症および機能変調の病態形成機構の解明を目的に、発達期のIH曝露モデル動物を対象に解析を行い、①発達段階の違いに依存する顎顔面領域の病態形成、および②IH曝露による顎顔面領域の病態形成における交感神経β2受容体の機能亢進の関与を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで小児OSA患者を対象とした成長障害、上部気道炎症および気道拡張筋の機能変調に関する臨床調査および小児OSAの病態を再現した実験モデル動物を用いた研究は、国内外を問わず少なく、本疾患における気道狭窄の増悪に貢献する、上記の顎顔面領域の病態形跡機構の詳細は、未だに解明されていない。本研究は、小児OSA患者の睡眠呼吸障害を再現した動物モデルを用いて、①睡眠呼吸障害における顎顔面領域の病態形成が発達段階の違いに依存すること、②睡眠呼吸障害における顎顔面領域の病態形成への交感神経β2受容体の機能亢進の関与を、初めて明らかにするとともに、小児歯科医療の睡眠呼吸障害への関与の重要性を示す基盤となる。
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