研究課題/領域番号 |
16K11808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 明海大学 (2017-2018) 長崎大学 (2016) |
研究代表者 |
星野 倫範 明海大学, 歯学部, 教授 (00359960)
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研究分担者 |
近藤 好夫 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (30581954)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 誤嚥性肺炎 / P. melaninogenica / T9SS / Prevotella属 / タイプIX分泌システム / Prevotella / melaninogenica / 歯学 / 小児歯科 |
研究成果の概要 |
近年口腔ケアによって誤嚥性肺炎が予防されることが示唆されているが、細菌学、感染症学的側面からの検証報告は少ない。そこで本研究では、誤嚥性肺炎の起炎菌の一つであるPrevotella melaninogenicaに着目し、本菌種も近縁種である歯周病原細菌が有するプロテアーゼや細菌の細胞表面などの病原因子の分泌に関与するタイプIX分泌システム(T9SS)を有することから、本分泌システムの解析を行って、誤嚥性肺炎の病原因子の一つであることを示唆するとともに、本因子の阻害剤の開発は誤嚥性肺炎の予防につながるものであることを示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔ケアで誤嚥性肺炎が予防できるという概念は比較的新しく、介入疫学研究によるエビデンスは得られているが、細菌学的な裏付けは得られていない。本研究は誤嚥性肺炎の起炎菌の一つであるP. melaninogenicaの病原因子を同定し、病態発症のメカニズムを明らかにするという側面から、口腔ケアによる誤嚥性肺炎の予防効果の細菌学的エビデンスを得るという点で学術的意義がある。口腔ケアによる誤嚥性肺炎予防の効果が、介入疫学的、細菌学的にエビデンスが得られることは、医療的支援が必要な小児、老年者、周術期患者における医療的ケアで口腔ケアが認知されることにつながるので社会的意義もあると考える。
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