研究課題/領域番号 |
16K11821
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
松本 尚之 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (70199884)
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研究分担者 |
橋本 典也 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (20228430)
本田 義知 大阪歯科大学, 歯学部, 准教授 (90547259)
李 佩祺 大阪歯科大学, 歯学部, 講師(非常勤) (70782100)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 唇顎口蓋裂 / 骨再生 / 破骨細胞抑制 / 免疫調節因子 / 生体材料 / 口唇口蓋裂治療 / 破骨細胞 / 骨補填材 / 炎症 / 口唇口蓋裂部の再生 / 破骨細胞抑制因子 / 多孔体ポリマー |
研究成果の概要 |
ラットには、下顎正中部に先天的に存在する顎裂が存在し、近年これらの欠損部位を先天性顎裂モデルとして応用することが試みられている。本研究では、将来的に破骨細胞抑制効果を持ちつつ骨再生を促す足場材料の開発を目的とし、複数の材料のラット顎裂領域とラット臨界骨欠損内での骨形成挙動を評価することを目的とした。その結果、破骨細胞抑制効果を持つEGCGを結合したゼラチンが顎裂内で優れた骨再生能を持つことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラット臨界骨欠損モデルと、ラット顎裂モデルを用いて、破骨細胞抑制効果を持つEGCGを結合させたゼラチンの骨形成能を評価した。その結果、ラット頭蓋冠臨界骨欠損内と同様に、顎裂内においてもEGCG結合ゼラチンが優れた骨形成を示す事を明らかにした。更に埋入8週においても、同材料によって形成された新生骨の吸収は認められなかった。破骨細胞抑制因子を含む骨補填材は、新生骨の長期安定をもたらす材料となる可能性が考えられた。同知見は、今後唇顎口蓋裂の治療に用いられる骨補填材の開発に一定の示唆を与えると推察される。
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