研究課題/領域番号 |
16K11835
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
岩下 未咲 九州大学, 歯学研究院, 助教 (80611326)
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研究分担者 |
浅野 知一郎 広島大学, 医歯薬保健学研究科(医), 教授 (70242063)
山下 明子 九州大学, 歯学研究院, 助教 (70511319)
西村 英紀 九州大学, 歯学研究院, 教授 (80208222)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 脂肪細胞分化 / CfB / 脂肪蓄積 / 脂肪細胞 / 脂肪分化 / β酸化 / 歯周病 / インスリン抵抗性 / 脂肪組織 / 補体調節因子 |
研究成果の概要 |
CfB遺伝子を導入した3T3-L1細胞では、脂肪細胞分化中期から後期に発現が上昇するPparγ、C/ebpαの遺伝子発現が顕著に亢進した。分化誘導6-10日後には、脂肪酸合成や脂肪滴形成、脂質合成に関与する遺伝子の発現および脂肪滴面積が有意に増大した。脂肪細胞特異的にCfBを過剰発現させた(CfB Tg)マウスでは、野生型に比べ、脂肪組織重量の増大、インスリン抵抗性増悪を示した。さらに、CfB Tgマウス皮下脂肪組織における脂肪細胞の分化、脂肪合成・蓄積に関与する遺伝子の発現が亢進した。 以上の結果から、CfBが脂肪細胞分化において重要な役割を担い脂肪滴形成、脂肪蓄積に関与することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
補体調節因子の一つであるCfBが脂肪細胞の分化・成熟,脂肪蓄積を促進し肥満およびインスリン抵抗性の増悪に関与することを明らかにしたことにより、CfBの肥満およびインスリン抵抗性に対する治療標的としての新たな可能性を見出した。その研究成果は国際科学雑誌Biochemical and Biophysical Research Communicationsに掲載された。
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