研究課題/領域番号 |
16K11849
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
後藤 まりえ 北海道大学, 大学病院, 助教 (40374540)
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研究分担者 |
横山 敦郎 北海道大学, 歯学研究院, 教授 (20210627)
下地 伸司 北海道大学, 歯学研究院, 助教 (30431373)
野川 敏史 北海道大学, 大学病院, 助教 (80759332)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 生体情報モニター / 歯科補綴治療 / 印象採得 / 自律神経 / ストレス緩和 / ハグ(抱擁)効果 / 部分床義歯 / ストレス |
研究成果の概要 |
平成28年度は、全身状態をリアルタイムに把握できるモニターシステムを用い、全身疾患を有しない成人ボランティアを対象にアルジネート印象材を用いた概形印象採得が自律神経活動に及ぼす影響について検討した。その結果、本モニターシステムは歯科治療時のストレスの検出が可能であり,そのストレスは精神的なストレスが大きいことが示唆された. 平成29年度は、北海道大学病院自主臨床研究【No.017-0082】の承認を得て、現在まで患者さんを対象に計測中である。ただし不安に感じる患者は本研究の同意を取得することも困難で、被検者数が規定に達していない状況である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
恐怖心の少ない患者さんは、歯科治療の中でもストレスを多く感じるといわれる印象採得の時であっても、交感神経活動に大きな上昇はみられず、測定期間を通して強いストレスを感じていないことが示唆された。ただし印象採得中と比較し、採得前に高い傾向がみられたことより、処置自体よりも処置に対する不安、つまり精神面からのストレスが大きい可能性がある。一方、恐怖心の強い患者さんは測定期間を通して高い値が持続した。 本モニターシステムは歯科治療時のストレスの検出が可能であり、そのストレスは精神的なストレスが大きいことが示唆され、このシステムを用いることで偶発症を未然に予防し安心安全な歯科治療が可能となる。
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