研究課題/領域番号 |
16K11882
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
遠藤 慶子 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (10341950)
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研究分担者 |
古屋 純一 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (10419715)
饗場 直美 神奈川工科大学, 応用バイオ科学部, 教授 (50199220)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ロービジョン高齢者 / 地域包括ケア / 口腔環境 / 栄養 / QOV / ネットワーキング / 生活支援 / 医療福祉連携 / ロービジョン / 生活モデル / 老年歯科学 |
研究成果の概要 |
LV高齢者は、非LV高齢者と比較して口腔環境や口腔機能は有意な差はないが、歯科受診行動や口腔リテラシーでの差が認められた。栄養面では男性LVは非LVよりもビタミンや食物繊維の摂取が少なく、男性LV高齢者よりも女性はビタミン・ミネラル・食物繊維の摂取量多いことが明らかになった。 歯科の発信、栄養の発信を社会福祉ネットワーキングに繋ぐことで、効果的な歯科受診・保健指導や栄養指導が可能になると、LVのQOV(Quality of Vision)が向上し健康寿命の延伸にも寄与できる。歯科や栄養に従事している医療職と福祉が連携をとることによって認知症高齢者や障害のある子供たちへのかかわりにも効果がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本は超高齢社会に突入しており、「物がぼやける」「眼がかすむ」「二重に見える」「視野に幕がかかっている」といった視力低下から糖尿病網膜症、緑内障、加齢黄斑変性症など加齢と深く関係した疾患が原因になている高齢者が増加の一途をたどっている。視覚に問題が生じるとQOV(Quality of Vision) が低下し、日常生活においても様々なライフスタイルの変更を余儀なくされることもある。 これらのことを踏まえてこの研究が令和での新時代にロービジョン高齢者の地域や医療福祉現場の取り組み(地域包括ケア)において、より積極的に歯科医療や栄養改善サービスが行なわれるための一助となることを期待したい。
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