研究課題/領域番号 |
16K11884
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
濃野 要 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (80422608)
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研究分担者 |
金子 昇 新潟大学, 医歯学系, 助教 (00397126)
伊藤 加代子 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80401735)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 唾液量 / 高齢者 / 口腔乾燥 / 唾液量減少 / 唾液 / 歯学 |
研究成果の概要 |
本研究は高齢者における10年後の唾液量の減少に関わる要因を検討することを目的とした。対象者が80歳および90歳時に刺激時唾液と安静時唾液(口を動かさない時の唾液)の測定と血液検査、ストレス、生活習慣の調査を行った。その結果、10年間に刺激時唾液は平均20%、安静時唾液は平均10%の減少があった。また、唾液減少のリスク因子として性差、腎機能低下およびβ3アドレナリン受容体遺伝子型が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
唾液量減少(口腔乾燥)はむし歯や歯周病といった歯科疾患のリスクになるだけではなく、食事の難しさ等に影響する。唾液量に関連する因子は複数報告されているが、本研究では高齢者において10年後の唾液量減少を予測する因子を検討した。その結果、性別(女性)や腎機能低下がその因子として認められた。また、β3アドレナリン受容体遺伝子型も因子となることが示唆され、今後の口腔乾燥治療に対する新たな知見となった。
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