研究課題/領域番号 |
16K11903
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 朝日大学 (2018) 藤田保健衛生大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
谷口 裕重 朝日大学, 歯学部, 准教授 (80529636)
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研究分担者 |
松尾 浩一郎 藤田医科大学, 医学部, 教授 (90507675)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 嚥下反射誘発 / 食道刺激 / 嚥下反射 / 摂食嚥下障害 / 嚥下誘発 / 食道 / 嚥下障害 |
研究成果の概要 |
本研究はヒトを対象とした実験により食道内の末梢入力が,嚥下運動誘発に与える影響を生理学的に検討することを目的としていた。結果より,健常成人でも食道への機械刺激により嚥下反射の誘発が可能であることが明らかとなった。現在は,嚥下障害を有する患者でも,食道刺激によって嚥下反射が誘発されるか検索中である。本研究の結果は“Development of an esophageal stimulation method to elicit the human swallowing reflex”との題名で論文執筆し,Journa of Oral Rehabilitationに掲載された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本は,人口の高齢化に伴い摂食嚥下機能に障害を来たした要介護高齢者の問題が顕在化している。さらに,多くの患者は誤嚥性肺炎を回避するために胃瘻などの非経口的栄養摂取を余儀なくされ,口から食べる機会を奪われてしまっている。その一因として,重度嚥下障害者に対しては有効な嚥下訓練法が確立されていないため,廃用によって嚥下障害は進行し誤嚥性肺炎が引き起こされている。 その問題を解決するため,申請者らは,食道刺激によって誘発される嚥下運動が訓練として使用できないか検討してきた。本研究は基礎研究であるが,本手法が嚥下障害者にも適応できれば“革新的な訓練法”として使用できる可能性があると我々は考えている。
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