研究課題/領域番号 |
16K12031
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 山形県立保健医療大学 |
研究代表者 |
山田 香 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 講師 (90582958)
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研究協力者 |
遠藤 和子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授
徳川 直人 東北大学, 大学院情報科学研究科, 教授
相澤 出 医療法人社団爽秋会, 岡部医院研究所, 主任研究員
Tobey Sue Wye Valley NHS Trust, Expert Patients Programme, Co-ordinator
Schrauder Hans G NHS South West London Alliance, Expert Patients Programme, Manager
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 関節リウマチ / エキスパートペイシェントプログラム / セルフマネジメント / 患者会 / 慢性疾患患者 / エキスパートペイシェント / 慢性疾患 / 患者支援 / 語りの場創生 / 慢性看護 / セルフヘルプグループ |
研究成果の概要 |
本研究では、プログラム構築に先立ち、先行事例の英国エキスパートペイシェントプログラム(EPP)の調査を実施した。実践者および患者へのインタビューから、プログラムの継続要因として、EPPが有効なプログラムであると参加者が実感できること、慢性疾患患者のケアが地域の医療問題として意識されEPPを支える体制がコミュニティ内で構築されていることを明らかとした。さらに国内での関節リウマチ患者らのインタビューからは、自身にとって有益なアクティビティとともに病いの経験を語れる場があれば、患者コミュニティへの参加が促進されることが示唆された。現在、これらの研究成果を用いたプログラム実施計画が進行中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
山形県内の関節リウマチ患者への調査では、女子会は「安心して病いの経験を語れる場」であること、居住するコミュニティ内でのリアルな経験の共有が孤独感の解消や有益な情報の交換となっていたことがあきらかになった。一方、英国の調査では、EPPが有効なプログラムであること、病いを安心して語れる場・ポジティブになれる場であること、EPPを支えるコミュニティ内の体制づくりがあることが過疎地域におけるEPPの持続を可能にしており、病いを個人の問題ではなく、コミュニティ全体の問題と考える重要性が示された。 本研究の結果から、新たなプログラムが構築されれば、対話の場づくり、患者会活動の継続に有効であると考えられる。
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