研究課題/領域番号 |
16K12050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
秋山 智 広島国際大学, 看護学部, 教授 (50284401)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | SEIQoL-DW / 若年性パーキンソン病 / QOL / UUIS / DRS / SUBI / MASAC-PD31 / 神経難病 / UUIS / DBS / DRS / 経時的研究 / Quality of Life:QOL / SEIQOL-DW |
研究成果の概要 |
若年性パーキンソン病患者のQOLについて、数年間経時的にSEIQoL-DWを実施することにより明らかになった変化の様相とその意味について検討した。 この病気の特性から、多くの患者は長期的に見ると病状の進行と共に生活に直結する様々な喪失体験を経験する。しかしそれでも主観的QOLが下がらない人や上昇している人も存在した。それらの人に共通していることは、何か新しい役割や趣味を持ったり、積極的に外部と交流している点であった。また、患者がその喪失体験から逆に何かを得たり、考え方の枠組みを変更できている人もいた。看護師には、以上のことを意識した関わりが必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を長年継続することにより、何が原因・きっかけで患者のQOLの値が変動したかを明らかにすることで、看護学の視点で患者のQOLを向上させるための具体的なケアの方策を検討することができる。そして、SEIQoL-DWを実施することを通して、対象者のナラティブの変容に貢献できる可能性がある。さらに、まだ保健医療従事者にさえあまり知られていない若年性パーキンソン病患者の問題とケアについて、本研究の成果によって広く社会に啓蒙することができる。
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