研究課題/領域番号 |
16K12057
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 群馬パース大学 (2017-2019) 群馬大学 (2016) |
研究代表者 |
堀越 政孝 群馬パース大学, 保健科学部, 准教授 (80451722)
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研究分担者 |
二渡 玉江 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (00143206)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 機能障害 / 直腸がん / 手術 / 多職種協働 / セルフケア / QOL / 対処 / 包括的アセスメントツール / 介入 / がん看護 / ケアモデル |
研究成果の概要 |
3大機能障害を抱える直腸がん術後患者が機能障害を受け入れていくプロセスと機能障害への対処を明らかにした。排便・排尿・性機能障害という複合的な機能障害が相互に影響して日常生活に支障をきたすことで、患者は自尊心へのダメージも負っていたが、機能障害の実態を理解し、対処方法を確立していた。そして、確立した対処方法の効果の程度や周囲のサポートによって受け入れることができていた。 重要視すべきことは、患者が心身ともに安定しない日常生活の中で、それぞれに合った対処を確立していく必要があることである。その支援を提供していくには、患者のレディネスを充分に把握した上での退院後の生活を想定することが重要となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
介入モデルの作成に向けて、多くの患者に対応していくために、患者が独自で行っている対処方法について、さらにデータを収集していく必要がある。例えば、Soilingだけでも患者によって症状や受け止め方、対処方法などが様々である。本研究の対象者は、特に退院後の生活でのサポートを必要としている。つまり、職場復帰など様々な背景をベースとした系統的かつ複合的な支援を提供していかなくてはならない。今回の成果は、多職種協働モデルの確立までには至らなかったが、ケアを提供していくタイミングや内容については、今後につながる示唆が得られたと考える。多職種の視点を取り入れて、ケアモデルを検討していく。
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