研究課題/領域番号 |
16K12080
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 関西国際大学 (2019-2022) 聖隷クリストファー大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
森 一恵 関西国際大学, 保健医療学部, 教授 (10210113)
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研究分担者 |
杉本 知子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (00314922)
千田 睦美 岩手県立大学, 看護学部, 教授 (90305269)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 高齢がん患者 / 意思決定支援 / 治療選択 / Advance Care Planning / 家族支援 / 終末期看護 / 療養生活 / 死生観 / 家族看護 / コミュニケーション / 介入研究 / 看護学 |
研究成果の概要 |
高齢がん患者(以下、患者)の意思決定を支援するコミュニケーションノートを患者・家族を対象に用いた。患者の意思決定の認識と感情の変化を反構造化面接による質的評価、気分状態プロファイル、PGCモラールスケール改訂版などの尺度を使用して量的に評価した。初回がん治療終了直後面接し、3か月後(郵送法)にも回答を得た。その結果、患者は自律した意思決定を行うために家族と相談していなかったが、介入後は家族と予後や病気について話す様になっていた。家族は、患者の価値観・人生に触れる機会を得ることで自分の生き方についても考えるようになっていた。また、患者・家族の間で介入後と3か月後POMSに変化は見られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症でない高齢者は、がんの治療や今後の方針についての意思決定を求められたときに、家族に相談することをためらったり、心情を吐露しないことが自律していことのように捉え、社会的支援や医療支援を阻害することがある。本研究において高齢がん患者の意思決定に影響する価値観を記載するノートの作成に家族が参加することで、支援者としての家族のあり方を患者と共有できることがわかった。一般にアドバンストケアプランニング(以下、ACP)は予後6ヵ月頃の終末期以降に開始することが最善であると言われている。診断されたときから繰り返しACPを行うことに患者と家族が参加できる準備として有効であると考える。
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