研究課題/領域番号 |
16K12082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
堀井 直子 中部大学, 生命健康科学部, 教授 (90410662)
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研究分担者 |
前川 厚子 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (20314023)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 肺がん患者 / 生活調整 / 在宅ケア / 介入プログラム / 肺がん療養者 / 在宅ケアプログラム |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,研究者が開発した「肺がん患者生活調整支援モデル」に基づき,「肺がん患者への生活調整に向けた在宅ケア介入プログラム」の試案を作成し,その有効性を検証することである.訪問看護を利用している肺がん患者6名にプログラムを実施し,介入前後の変化を分析した.結果,患者の肯定的自己評価と生活調整力を高める介入を組み合わせて行うことによって,新たな生活を患者が作り出すことで,QOLの向上が期待できることが示された.在宅での実践では,サービス担当者会議において多職種でプログラムを共有することで,活用の可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提言した「肺がん療養者への生活調整に向けた在宅ケア介入プログラム」は,患者の生活調整力に介入し,QOLを高めるプログラムである.肺がん患者にとってはプログラムに基づいた支援を受けることで,自分の生活を客観的に評価し,対処しなければならない現実の課題が認識できる.そのため,生活の中にがん体験を組み入れ,生き方の視点変更や闘病姿勢をよりよく整えることに繋がる.在宅ケアチームにとっては患者が希望する生活や生き方を尊重した効果的な継続支援を可能にできることが示唆された.
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