研究課題/領域番号 |
16K12119
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
西原 みゆき 日本福祉大学, 看護学部, 講師 (40582606)
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研究分担者 |
山崎 喜比古 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (10174666)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | QOL / 逆境下成長 / 社会のまなざし / スティグマ / 重症心身障がい児(者) / 家族 / 母親 / 社会 / まなざし / 重症心身障害児(者)の家族 / 主観的QOL / 重症心身障害児(者)の母親 / 人生行路 / 重症心身障がい児者 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
本研究は、重症心身障がい児(者)と在宅で共に暮らす母親を対象として、母親の主観的QOLを回復、向上のための支援方策を得ることを目的として行った。主に2段階から構成する。第1段階は、質的調査により、子どものライフステージに伴う母親の主観的QOLの低下・回復要因を明らかにし困難な出来事を母親が乗り越えるための支援示唆を得た。第2段階では、母親の主観的QOLの低下の主要因として抽出した「社会からの排除感」「社会からの孤立」に着目し、母親の感じる「社会のまなざし」とスティグマの内容と特徴を質的調査により明らかにした。それにより、社会への期待とその普及に向けた社会づくりのための示唆を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
①母親の主観的QOLの回復、向上につながる社会の条件や要素を見出した。今後、重症心身障がい児(者)とその家族が生きやすい社会づくりのための基礎的資料となることが期待できる。②これまで母親が言葉で表明しきれなかった社会支援に対する思いを母親が感じる「社会のまなざし」の観点から把握できたことで、母親と専門職者、地域住民間の相互理解を促すための資料が得られた。③学術的には、逆境下成長の下位概念である「関係性の強化」、「自分自身の見方、考え方の変化」、「人生観の変化」の3つの側面について、母親が暮らしのなかでどのような経験をしたり、社会的条件がそろうことで、これらの変化が生みだされるのかを実証できた。
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