研究課題/領域番号 |
16K12140
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 三重大学 (2016-2021) |
研究代表者 |
仁尾 かおり 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50392410)
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研究分担者 |
藤澤 盛樹 四天王寺大学, 看護学部, 講師 (10642374)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 先天性心疾患 / レジリエンス / 重要他者 / 学校生活 / 就業 / 就労 / 支援 / 友達 / 同僚・上司 |
研究成果の概要 |
先天性心疾患をもつ学童期から青年期の子ども(人)が社会の中で成長していることに焦点を当て、「親」だけでなく「友達」「職場の仲間」等、周囲の人を巻き込んだ拡大支援モデル構築を目的とした。 第1段階では、先天性心疾患患者とその重要他者である友達、職場の上司・同僚の支援に関する認識、ニーズ、問題点についてインタビュー調査し、KJ法により質的に統合した。第2段階では、第1段階で明らかになった「学校生活」「職場」各支援内容に親の支援に関する内容を加えてアンケート調査を実施した。第3段階では患者と親、重要他者が理解を深め、課題共有するプログラム(勉強会)を実施し、第4段階で拡大支援モデルを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、先天性心疾患をもつ子ども(人)が社会の中で成長していることに焦点を当て、これまで未着手であった「友達」、「職場の仲間」、「上司」等、周囲の人々を巻き込んだ支援モデル構築を目指した。成人先天性心疾患患者の社会的自立困難が問題である現状において、「レジリエンス」という人の内面の強さに着目し、「レジリエンス」強化に関わる重要な要素である「親」、「友達」、「職場の仲間」、「上司」に対象を広げ、周囲のサポート力を探索した点は独創的である。青年期・成人期を迎えた人の社会的自立という課題を乗り越える一助となり、また、先天性心疾患のみならず、他の小児慢性疾患にも共通して活用できる可能性がある。
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