研究課題/領域番号 |
16K12171
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 淑徳大学 |
研究代表者 |
伊藤 奈津子 淑徳大学, 看護栄養学部, 准教授 (00340117)
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研究分担者 |
鈴木 恵理子 淑徳大学, 看護栄養学部, 教授 (20249246)
小川 純子 淑徳大学, 看護栄養学部, 教授 (30344972)
徳永 聖子 清和大学短期大学部, その他部局等, 講師(移行) (30761663)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 泣き / 育児ストレス / 乳児 / 育児支援 / アプリケーション / 育児不安 / レジリエンス / 育児困難感 / 泣きぐずり / 母親 / レジリエンス / 育児ストレス |
研究実績の概要 |
本研究は、乳児の「泣き」に起因する育児ストレスへのレジリエンス向上プログラムの構築を目指したものである。プログラムの開発に先立ち行った母親へのインタビュー結果において複数の母親が、赤ちゃんのいる生活や我が子の泣きに関する妊娠期の想像が現実と異なっていたり、想像が不足していたことで、育児におけるストレスや不安を生じさせていた。妊娠中のイメージと産後の生活の実際が大きく異なることは、母親のリアリティショックを引き起こすことが推察された。 これらのリアリティショックを低減させ、育児ストレスや不安を軽減さえるためには、妊娠期に乳児のいる生活について、妊婦が乳児と共に暮らす生活をより現実に近い形でイメージしやすいように説明し、乳児の発達的特徴に関する情報についても提供していく必要があると考えた。 上記の結果を生かして、妊娠期の母親に「泣き」や育児期における情報提供を行うことができるホームページ(以下、HPと表記する)の開発を行うこととした。HPの構成としては、①ホーム画面:研究者と研究内容の紹介画面、②「泣き」に関連する育児ストレスや不安の軽減を目的とした情報提供画面、③育児期のリアリティショックを軽減するための動画サイト画面、④メール配信:育児期の母親の育児不安軽減のための画面とした。 その他、乳児の発達状況やその時期に適した専門的な育児情報の提供が行えるシステムを導入した。生後4か月までといった孤立しやすい時期の母親に対して、出産日より奇数週にその時期の母親とこどもの状態を質問するGoogleフォームが配信される。母親がそのフォームに回答すると他の母親の回答結果も閲覧できるようにした。そうすることで育児不安の軽減や母親同士の連帯感も感じられるように工夫をした。 プログラムの評価についてはデータ収集過程であり、今後論文として発表していく予定である。
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