研究課題/領域番号 |
16K12179
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
富岡 晶子 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (90300045)
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研究分担者 |
丸 光恵 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (50241980)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 看護学 / 思春期 / 小児がん経験者 / 性腺機能障害 / 支援ガイドライン / 思春期・若年成人 / がん患者 / 性腺機能 / 小児がん |
研究成果の概要 |
本研究は性腺機能障害を有する思春期小児がん経験者の支援のためのガイドライン構築に向けた基礎資料を得ることを目的とした。国内外の専門職を対象にインタビュー調査を実施し、思春期小児がん経験者への支援における困難や課題、多職種との連携体制及び支援システムにおける課題が明らかとなった。それにより、思春期小児がん経験者の妊孕性温存に関する意思決定の支援、性に関する教育と情報提供、将来の生活をふまえた心理社会的支援及び家族を含めた支援のあり方について言及したガイドラインの策定案を検討した。さらに、看護職に対する教育支援の充実の必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児がん治療に伴う性腺機能障害は思春期になって顕在化することが多く、これらは小児がん経験者にとって生涯にわたる重要な問題となる。我が国においては、性や生殖に関する問題への支援体制が十分とはいえず、とりわけ思春期への支援は医療専門職にとっても困難となりやすい。欧米諸国では思春期若年成人期のがん患者・経験者の性の問題に対する先駆的な取り組みが行われており、日本においてもこれらの実践を参考にしながら我が国の文化背景に即した新たな支援体制の構築が望まれる。本研究では、性腺機能障害を有する思春期小児がん患者の支援における課題を明らかにし、ケアの質向上に向けたガイドライン作成のための基礎資料を得た。
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