研究課題/領域番号 |
16K12202
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
西田 乃生子 (山口乃生子) 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (70381431)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ハンセン病回復者 / 終末期 / Quality of Death / 終末期ケア / Quality of death / ハンセン病 / 終末期医療 / エンド・オブ・ライフケア |
研究成果の概要 |
地域に居住しているハンセン病回復者の終末期ケアの課題について、当事者および医療機関の双方から検討を行うことを目的とする。全国の国立ハンセン病療養所委託先医療機関への質問紙調査および地域に居住するハンセン病回復者を対象とする質的帰納的研究を行った。その結果、1)当事者の終末期を支援する体制が整っていると回答したのは5.2%であり、課題として最多だったのは、後遺症に対する専門知識(48.3%)であった。2)当事者の終末期ケアの課題として、回復者らの多くは社会の中で最期を迎えたいという願いを持つ一方、ハンセン病によるスティグマが医療・ケアの選択や看取り場所といった意思決定に影響を与えていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域に居住するハンセン病回復者の医療やケアの課題についてはほとんど言及されていない。本研究では、これまで焦点が当たることがなかった分野について、医療側の体制と当事者の双方向から課題を明確にすることができた。社会にはスティグマを付与されやすい病気とともに生きる患者や家族が存在する。本研究の結果は、病気の特性を理解し、当事者が望む看取りの実現のための基礎資料となり得る。
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