研究課題/領域番号 |
16K12213
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 北海道科学大学 |
研究代表者 |
宮田 久美子 北海道科学大学, 保健医療学部, 准教授 (60736099)
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研究分担者 |
日高 紀久江 筑波大学, 医学医療系, 教授 (00361353)
福良 薫 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (30299713)
林 裕子 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (40336409)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 廃用症候群 / 筋肉 / 栄養 / 座位 / 看護学 / リハビリテーション / 老化 |
研究成果の概要 |
廃用症候群の状態にある後期高齢者が座位をとるための筋肉と栄養の状態を、健康な者と比較した。対象者は廃用群10名と健康群17名の男女とした。筋肉の状態のデータは上腕周囲長、下腿周囲長、超音波画像測定による体幹および下肢の筋厚とし、栄養の状態のデータはBMI、上腕三頭筋皮下脂肪厚とした。分析は記述統計、Mann-Whitney's U testを行った。 廃用群の上腕周囲長、下腿周囲長、および筋厚は、すべての項目で健康群よりも有意に低値を示した。また栄養もすべての項目で廃用群は健康群よりも有意に低値であった。以上のことから廃用症候群患者の筋肉と栄養は座位をとるために不足していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
座位はわれわれの日常生活を行う上で最も多くの時間を過ごす基本的な姿勢である。自力で座位をとれないことは、自力で日常生活を送る能力に関係している。座位をとるためには体幹や下肢の筋肉や、活動に十分な栄養が必要である。しかし、何らかの疾患等に起因した重度の廃用症候群患者の筋肉や栄養の状態は容易に測定ができない。本研究は、従来の筋肉や栄養の測定方法に加え、超音波画像計測により筋肉の状態を測定した。その結果、廃用症候群患者の筋肉や栄養の状態が著しく低値にあることが明らかとなった。そのため、廃用症候群患者が自力での生活を再獲得するために、十分な栄養に基づいた筋量を増加するための方策が急務である。
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