研究課題/領域番号 |
16K12219
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
小口 江美子 昭和大学, 上條記念ミュージアム準備室, 特任教授 (50102380)
|
研究分担者 |
木内 祐二 昭和大学, 医学部, 教授 (50204821)
田中 一正 昭和大学, 教養部, 教授 (70217016)
小倉 浩 昭和大学, 教養部, 准教授 (40214100)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 地域医療福祉連携教育 / 医療系学生 / 施設高齢者 / コミュニケーション / 音楽運動療法視聴覚教材 / 音楽リズム / 歌詞 / 自主的学習法 / 地域医療福祉連携 / 音楽運動療法DVD教材 / コミュニケーション方法 / 自主的な学習方法 / グループ内共有協調 / 高齢者 / 音楽運動療法 / 福祉施設 / 介護スタッフ / 視聴覚教材 |
研究成果の概要 |
研究代表者が開発した音楽運動療法視聴覚教材は、医療系学生の施設実習において高齢者への理解力やコミュニケーション能力の向上に寄与できるのかを検討した。 学生はDVD教材を活用して手洗い方法を自主学習し、班毎に工夫して施設高齢者に手洗い体操を披露した。実習前後のアンケート調査の結果から、学生は高齢者、施設スタッフと円滑なコミュニケーションを進め、高齢者の笑顔が増え、実習後に両者に対してより明るい印象を持ったこと、視聴覚教材はコミュニケーションツールとして有効に活用されたことが判明した。 視聴覚教材を活用した地域医療福祉連携教育は、学生の自主的学習意欲や企画力、創意・工夫力を育む可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
音楽運動療法視聴覚教材を活用した学生による手洗い体操の実施は、施設高齢者を快活にし、かつ高齢者や介護スタッフとの円滑なコミュニケーションを促進した。 音楽リズムや歌詞の適切性とツールとしての有用性が実証された本DVD教材により学生が自主的に手洗い方法を習得し、仲間と工夫してコミュニケーションを図りながら高齢者に手洗いを伝えていくという実習教育は、学生の自主的学習意欲や企画力・創意工夫力および仲間との共有・協調性を育むことが示唆され、今後の高齢者ケアや地域医療福祉連携教育での有効活用が期待できる。これを機に、施設スタッフの高齢者への音楽運動指導や官学連携の介護予防運動普及事業も開始されている。
|