研究課題/領域番号 |
16K12249
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 筑波大学 (2018-2019) 埼玉県立大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
大脇 由紀子 筑波大学, 医学医療系, 研究員 (30765392)
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研究分担者 |
吉本 尚 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (80608935)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | アルコール依存症 / アルコール使用障害 / 危険な飲酒 / SBIRT / 看護師 / 教育プログラム / アルコールの有害な使用 / 教育 |
研究成果の概要 |
アルコール使用障害(AUD)患者の早期発見と適切な介入のため,総合病院の看護師がスクリーニング法とリエゾンナースへの紹介(SBIRT)の講習を受け,その試みの結果と課題を明らかにした. 看護師は,緩和ケア病棟を除く3か月間の入院患者をスクリーニングした.その結果,意識障害や重症患者を除く651名中,過剰な飲酒者138名(21.2%),AUDの可能性がある患者51名(7.8%)で,4名が精神科医の診断とリエゾンナースの介入を受け,2名が依存症の診断で精神科クリニックに紹介された.今後の課題は,スクリーニングやフィードバックの時期と年齢や動機の状況に合った介入法をさらに検討することである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
総合病院の入院患者には,アルコール依存症を含むアルコール使用障害(以下AUD)に該当する患者が一定数存在し,早期発見と適切な介入のため,SBIRT(スクリーニングと簡易介入,専門医療への紹介)などの推進が求められている.しかし,わが国では多忙な状況もあり看護師によるAUDのスクリーニングは実施されていなかった.本研究は,総合病院の看護師がAUDのスクリーニングや紹介方法などの簡単な学習により,AUDスクリーニングが実践可能なこと,少数でも介入希望がある患者を適切な介入(精神科リエゾンチームや専門医療)に紹介可能なこと,またSBIRT導入の課題を明らかにした点で意義があると考えられる.
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