研究課題/領域番号 |
16K12256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
香月 富士日 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (30361893)
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研究分担者 |
山田 敦朗 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (10315880)
白石 直 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教 (30632989)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 摂食障害 / 家族ケア / 家族会 / 家族システム / コホート / 家族支援 / 地域家族会 / セルフヘルプグループ |
研究成果の概要 |
本研究は、摂食障害患者の母親が家族会などのサポートを得ることで、家族システムの悪循環が改善され、結果的に患者の摂食障害症状改善に結びつくことを検証することを目的としたコホート研究である。現在は初回調査の解析が終了している。摂食障害と診断された患者とその母親を対象とし、アンケート調査を行った。患者・母ともに回答の得られた57組のデータの解析を行った。その結果、母親がサポートされている実感がある群はない群に比べ、母親の孤独感・抑うつが低かったが、患者の摂食症状などには影響がなかった。また、患者が認識している家族機能が良い群は悪い群に比べ、患者の摂食障害症状が良く、孤独感が低かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、摂食障害患者の母親が家族会などのサポートを得ることで、家族システムの悪循環が改善され、結果的に患者の摂食障害症状改善に結びつくことを検証することを目的として行った。母親がサポートされている実感がある方が母親の精神的健康に良い影響を与えていることが示唆されたが、家族機能や患者の症状・精神的健康度などに影響を与えるという結果は得られなかった。摂食障害患者の家族は疾患の特徴から巻き込まれることが多く疲弊している。家族へのサポートが家族のメンタルヘルスの維持向上には重要であり、家族自身のうつ病予防などに役立つことが示唆された。
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