研究課題/領域番号 |
16K12270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 東京医療学院大学 (2017-2018) 日本保健医療大学 (2016) |
研究代表者 |
関根 正 東京医療学院大学, 保健医療学部, 教授 (20404931)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 自己に対する意識 / 看護介入プログラム / 精神看護学 |
研究成果の概要 |
青年期以降の自閉スペクトラム症者(ASD者)に対する治療は、心理社会的介入が必須となる。そこで、自己への意識を高めることを目的とした看護介入プログラムを作成し実施したところ、ASD者に対する有用性が示唆された。本研究期間では効果維持についての検討を目的として18名に実施した。実施6か月後及び12か月後の効果維持の評価から看護介入プログラムの効果は維持されていることが示唆された。 看護介入プログラムはASD者の自己への意識を高めることが期待でき、自己への意識が高まることによって、自分自身をモニタリングして把握しようとする意識やコントロールしようとする意識は維持される可能性があると推測できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
青年期以降の自閉スペクトラム症者(以下、ASD者)に対する治療は、薬物療法だけでは長期的な社会適応等は見込めず、心理社会的介入が必須となる。しかし、看護師が実践できる心理社会的介入は報告されていない。本研究期間において18名を対象に看護介入プログラムを実施したところ、ASD者の自己への意識を高めることが期待でき、自己への意識が高まることによって、自分自身をモニタリングして把握しようとする意識やコントロールしようとする意識は維持される可能性が示唆された 医学的知識を持ち、生活に深く関わる看護師が実践できる看護介入プログラムは、ASD者の長期的な社会適応等に寄与することができると考えられる。
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