研究課題/領域番号 |
16K12276
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
内山 繁樹 関東学院大学, 看護学部, 准教授 (80369404)
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研究分担者 |
馬場 薫 関東学院大学, 看護学部, 講師 (70442077)
栗城 尚之 関東学院大学, 看護学部, 助教 (90786344)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | リカバリー / 心理教育 / 統合失調症 / IMR / 家族心理教育 / 当事者 / 家族 / FPE / 精神障がい者 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,統合失調症の当事者とその家族を共に支援するリカバリー志向の心理教育による効果の持続性要素を明らかにし,両者に与える変化と実践の有用性を検討することである。GAF,PAM13-MH,LSSについて,IMR施行終了直後および2年後以上の各平均値は施行前に比べて有意に改善しており,IMRによる効果が持続している可能性がみられた。また,家族は,IMRに参加する当事者の姿勢や対処を考える取り組み等から,変化を実感できるようになり,当事者の生きる力を信じられるようになった。また,希望を持つ感覚を得られることは,前向きに楽観的に考えられるようになり,生活での変化を感じられるようになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リカバリー志向の心理教育は,家族は,当事者の変化を感じながら,当事者との関わりを積み重ねることを大事にし,当事者の生きる力を信じように変化している。また,家族自身がリカバリーを意識することは,家族自身の心の変化を実感することにつながっていた。そして,両者にとってリカバリーが共通言語になり,希望を持てることを実感できるようになる。また家族は,当事者のリカバリーのプロセスに直面する経験は,共に希望を持てる感覚が得られ,それぞれが生活での変化を感じられるようになることは,リカバリーの促進につながる。
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