研究課題/領域番号 |
16K12280
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 鈴鹿医療科学大学 (2018-2019) 人間環境大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
郷良 淳子 鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 教授 (40295762)
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研究分担者 |
石井 英子 人間環境大学, 看護学部, 特任教授 (50367695)
山本 純子 人間環境大学, 看護学部, 准教授 (50413422)
松浦 利江子 人間環境大学, 看護学部, 准教授 (50535995)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 精神科訪問看護 / 非特化型訪問看護ステーション / 訪問看護相談サイト / ひきこもり / アウトリーチ / 混合研究法 / 精神障害者 / 訪問看護 / 非特化型 / 身体疾患 / 困難感 / web上相談支援 / 困難 / 身体合併症 / 訪問看護ステーション連携 / アクションリサーチ |
研究成果の概要 |
精神科非特化の訪問看護ステーションが、精神疾患を有するまたは精神的問題を抱える利用者をケアする際の困難とその対処方法、対処の支援内容を明らかにする4年間の研究である。非特化型ステーションの看護師の調査と管理者への半構成面接によるミクスドメソッドでケアの困難を明らかにした。ケアの困難には、不安、関係構築の困難、家族支援の困難、精神的問題による困難、経済的不採算があり、精神科受診に消極的な利用者を多く抱えていた。利用者は精神科アウトリーチの対象を含み、地域の精神保健サービスとの緊密な連携が不可欠であった。この結果から、多職種が支援するweb相談による非特化型の訪問看護師の支援を開始した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神科非特化の訪問看護ステーションも精神疾患や精神的問題を抱える人々を少なからずケアしていた。精神科訪問看護ステーションが対象とする、すでに精神科治療中の利用者とは異なる対象であり、ひきこもり等のアウトリーチの対象となる人々、精神疾患に身体疾患を有している人など多彩であり、精神科医療からこぼれ落ちる人々ともいえる。非特化型ステーションの看護師の精神看護実践能力の向上は、これらの人々のQOLの向上につながる。 加えて、精神科非特化ステーションにおける精神科看護のニーズやケアの困難の実態に関する研究および困難の軽減を目指す実践的研究は、これまで非常に限られており独創的であるといえる。
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