研究課題/領域番号 |
16K12341
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
|
研究機関 | 山形県立保健医療大学 (2022) 宮城大学 (2016-2021) |
研究代表者 |
桂 晶子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (00272063)
|
研究分担者 |
萩原 潤 宮城大学, 看護学群, 准教授 (90347203)
千葉 洋子 宮城大学, 看護学群, 助教 (70757856)
坂東 志乃 (渡邊志乃) 宮城大学, 看護学群, 講師 (60563955)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 地域防災 / 減災 / 災害への備え / 保健師 / 東日本大震災 / 平成27年関東・東北豪雨 / 地域づくり / 災害看護 / 支え合い / 自然災害 / 防災 / 支えあい / 風水害 |
研究成果の概要 |
東日本大震災および平成27年関東・東北豪雨の2つの自然災害を経験したA町住民を対象とした縦断的質問紙調査、市町村保健師を対象とした半構造的面接調査、フィールドワークと実装活動、関係者会議などの結果に基づき地域防災モデルの作成を試みた。その結果、「災害の教訓を糧とした自助・共助を高める地域づくり」、「信頼関係を基盤とした住民・組織内外とのネットワーク強化」、「災害時の保健活動に必要な組織内での備えの整備と共通理解」、「被災経験と支援のノウハウを次なる災害時の保健活動に活かす・つなげる人材育成」 の4つの柱からなる災害リスク軽減に向けた平時の公衆衛生看護活動における地域防災モデルを構築した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
災害大国とも言われるわが国には、災害リスクを如何に軽減するか、住民の利に直結する防災が求められる。本研究で作成した地域防災モデルの特徴は、東日本大震災と平成27年関東・東北豪雨の2つの大規模自然災害を経験した自治体を研究フィールドに定めたこと、また、公衆衛生看護を担う保健師に加えて、地域防災の大きな役割を担う自治組織の行政区長や婦人防火クラブ、民生委員、地域住民、行政の危機管理部門など多様な主体からの情報を反映したことである。本研究で得た知見は、様々な災害に対応しうる地域防災力と公衆衛生看護活動の更なる強化を図り、自助・共助・公助の3側面からの減災と公衆衛生看護の向上に資するものと考える。
|