研究課題/領域番号 |
16K12352
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 岐阜医療科学大学 |
研究代表者 |
道林 千賀子 岐阜医療科学大学, 看護学部, 講師 (20733801)
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研究分担者 |
中村 正和 公益社団法人地域医療振興協会(地域医療研究所), ヘルスプロモーション研究センター, センター長 (00450924)
表 志津子 金沢大学, 保健学系, 教授 (10320904)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | たばこ対策 / 保健師 / コンピテンシー / 尺度開発 / 自治体 / ヘルスプロモーション / アドボカシー / 地域 / 健康づくり計画 / 評価尺度 / 人財育成 / 公衆衛生看護学 |
研究成果の概要 |
研究班は、自治体のたばこ対策の推進に関する保健師のコンピテンシー評価尺度を開発した。 たばこ対策の先進自治体の保健師等へのインタビュー調査の結果を理論的基盤にして尺度案を作成し、全国の自治体でたばこ対策を担当する保健師を対象に質問紙調査を行った。その結果、5つの下位尺度33項目から構成される「自治体のたばこ対策に関するコンピテンシー評価尺度-保健師用」(2021年公表予定)は一定の信頼性と妥当性を備えていることが示された。この尺度は、たばこ対策を担当する保健師のコンピテンシーの強化やたばこ対策に関する研修等の教育評価に活用できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、成果につながる行動特性であるコンピテンシーに焦点化したことから、本尺度の各項目はたばこ対策を担当する保健師の行動指針となり得る。また、目にみえにくい能力の自己評価や、強化すべき課題の可視化が可能となり、保健師の資質向上に寄与するものである。加えて、本尺度はたばこ対策に特化した研修等の教育評価にも活用できる。これらのことは、わが国のたばこ対策の促進につながり、喫煙率低減や受動喫煙防止の促進など健康日本21(第二次)の目標達成や健康寿命の延伸に貢献する点で意義がある。国外においてもたばこ対策に特化した保健師のコンピテンシー評価尺度は未だ報告されておらず、学術的意義は大きいと考える。
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