研究課題/領域番号 |
16K12359
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 広島都市学園大学 |
研究代表者 |
岡平 珠才子 広島都市学園大学, 健康科学部, 教授(移行) (60441557)
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研究分担者 |
梯 正之 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (80177344)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ヘルスリテラシー / 特定保健指導 / 健康の社会経済格差 / ハイリスクストラテジー / ヘルスプロモーション / 特定健診 / ヘルスリテラシー尺度 / 社会経済要因 / メタボリックシンドローム予備群 / 健康改善行動 / 保健指導評価 / 健康獲得力 / 尺度開発 / 健康の社会経済的要因 / アウトカム評価 / 社会・経済的要因 / 社会疫学 / 健康格差 |
研究成果の概要 |
医師・保健師・管理栄養士等は生活習慣改善のための効果的な保健指導を目指して、指導方法の標準化・指導技術の研鑽に取り組んでいるが、生活習慣是正への行動変容を導く事は容易ではない。特定保健指導対象者が習慣化した行動を止め,健康行動を実践する自己決定と行動変容には健診結果から生活習慣改善の必要性に気づく能力とその後の行動変容の継続には科学的根拠に基づいた健康情報を入手し,それを理解・評価し,活用する能力であるヘルスリテラシーが求められる。そこで「情報の入手・理解・評価・活用の各ヘルスリテラシー能力を測る測定ツール」を作成した。その測定値をもとに効率的・効果的な保健指導を行い生活習慣の改善に寄与する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における健康問題の現状を考えるとき,対象者のヘルスリテラシー(HL)を測る信頼性と妥当性のある「尺度の開発」や,測定尺度を使用した「ヘルスリテラシーとヘルスアウトカムとの量的相関研究」の推進は日本のHLレベルを向上させ,健康獲得力への対策を探る上で重要である。さらにHLの測定と活用の先にはヘルスリテラシーの社会的勾配や変えることのできるSDH(健康の社,会的決定要因)への期待,「自分自身と自分が置かれている状況をコントロールできる」というヘルスプロモーション(HP)のコア概念につながる取り組みである。現在「HLを高めることは健康格差の是正に取り組むHPの一環である」という見解に至っている。
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