研究課題/領域番号 |
16K12422
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
吉廣 卓哉 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (80362862)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 無線メッシュ網 / 経路制御 / スケジューリング / スロット化CSMA / 組合せ最適化 / 隠れ端末問題 / IEEE802.11 / 無線メッシュネットワーク / 最適化アルゴリズム / ネットワーク / 高信頼性ネットワーク / 情報通信工学 |
研究成果の概要 |
本研究は、スロット化CSMAを前提とした無線メッシュ網において、隠れ端末問題を起こさないスケジューリング・経路計算手法であるCATBSを改良する。まず、無線メッシュ網において経路制御プロトコルに組み込み可能な軽量なヒューリスティックアルゴリズムの構築を行い、計算能力が高くないノードが自律分散的にスケジューリング計算を行えるようにする。次に、高速通信時でも自律分散的に隠れ端末をを探索し、高速通信に対応した干渉モデルを用いてスケジューリングを行う手法を提案し、高速通信時でもフレーム衝突を防ぐ無線メッシュ網の実現を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、無線端末が有線ケーブルを使うことなくマルチホップ通信できる無線メッシュ網の高速化を促進する。無線メッシュ網はこれまで、複数端末間の通信の干渉を抑えることが難しく、実用的な通信速度を実現することが困難であった。本課題では、スロット化CSMA上で動作するスケジューリング方式CATBSを改良することによってこの問題の解決を目指す。具体的には、CATBS上で問題点となっていたスケジューリングの計算負荷と、現在標準的に用いられているような高速通信への対応の2点の問題を解決し、スロット化CSMAを用いた実用的な無線メッシュ網の実現に向けて技術水準を向上した。
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