研究課題/領域番号 |
16K12427
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
マルチメディア・データベース
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
脇 克志 山形大学, 理学部, 教授 (30250591)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 和算書データベース / 図形の特徴抽出 / 類似評価 / 文字抽出 / 和算 / データベース / 作図 |
研究成果の概要 |
和算書に記述された図形問題から円や多角形などの要素を抽出し、タグ付けされた要素同士の関係性を数値ベクトルとして記述表現する仕様が制定された。この仕様に基づきJava言語による実際のタグ付けプログラムの実装も行い。R言語によるこの記述表現による幾何学的な類似性評価も可能と成った。具体的なデータベース構築に向けては、会田算左衛門安明の算法天生法指南に記載された和算問題のデジタル化を行った。 更に、動的幾何学ソフトウェアGeogebra上にアポロニウスの接触円の作図手法を実装したソフトを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
和算は、江戸時代に花開いた日本独自の数学であり、広く日本国民が数学を趣味として、喜びを持って学んでいた「和算」が限られた研究者のみの研究対象では無く、現代社会において再発掘されるべき存在である事を確認したい。問題検索を可能とする和算書データベースの構築は、まさに「和算」を可能な限り身近にする環境整備の要になるシステムである。
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