研究課題/領域番号 |
16K12482
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
三輪 敬之 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10103615)
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研究分担者 |
板井 志郎 筑波学院大学, 経営情報学部, 准教授 (00398934)
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研究協力者 |
西 洋子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 共創表現 / 身体表現 / 手合わせ表現 / ヒューマンインタフェース / インタラクション / 発達障害 / 自閉症 / コミュニカビリティ / 発達障碍 / 自閉症児 |
研究成果の概要 |
手合わせ表現を手がかりとして、接触回避傾向や言語的コミュニケーションの困難さを有する発達障害児・者のコミュニカビリティを拡げるためのインタフェース技術について研究した。その結果、手のひらで互いに把持しあいながら、表現する身体の力性に影響を与えたり、力性の変化を視覚や聴覚情報として呈示したりできる共創表現インタフェースを複数、開発した。これらは、発達障害児(自閉症)に自発的な気づきを促し、共創表現へと向かわせる可能性がある。なかでも力性を聴覚情報と一義的に対応させない音メディア・インタフェースは今後の発展が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人と人をつなぐ現行のインタフェース技術は、他者性や異質性を排除した設計がなされている。そのため、多様な人々のコミュニカビリティ(交流可能性)を拡げるには、新しい設計思想や原理について研究する必要となる。それを切り拓くのが共創表現インタフェースである。共創表現インタフェースが特別支援学校や家庭などで活用されることによって、障害児と家族、教師、社会をつなぐコミュニケーション支援の指針が得られ、多様性や異質性を包摂するインクルーシブ社会の実現に向けた貢献が期待できる。
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