研究課題/領域番号 |
16K12589
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
天川 裕史 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 次世代海洋資源調査技術研究開発プロジェクトチーム, 特任主任技術研究員 (60260519)
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研究協力者 |
柏原 輝彦
深海 雄介
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 金濃度 / キレート樹脂 / 海水 / マンガンファイバー / マンガンノジュール / 金 / ICP質量分析計 / マンガンクラスト / 環境分析 / 地球化学 / 分析科学 / 岩石・鉱物・鉱床学 / 海洋資源 |
研究成果の概要 |
最新のキレート樹脂を用い、海洋環境試料中の金濃度の定量を行う手法を開発し、それを実試料に適用した。金をはじめとする様々な貴金属を濃縮する海洋底に存在するマンガンノジュールの標準試料の分析値はばらつきを示し、これは金が試料中に偏って存在することを示唆する。海水試料については、海水中の金を濃縮したマンガンファイバーを測定し濃度を決定したところ、定量値が得られたものに関しては文献値とほぼ同じレベルとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金は誰にとってもなじみ深い元素で、その希少性より高価で取引されている。しかしながら、海洋を含めた地球表層における濃度分布に関する情報は乏しい。本研究は、金濃度が極めて低い海水などの海洋環境試料の定量値を最新の手法を駆使することで決定する試みである。得られた定量値は、従来の報告値と矛盾しないものであったが、従来法と比較しより簡便な方法で行うことができた点が意義深い。
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