研究課題/領域番号 |
16K12705
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 小山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
酒井 洋 小山工業高等専門学校, 物質工学科, 准教授 (90310648)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 界面活性剤 / Gibbs膜 / 吸着膜 / 超分子 / 洗剤 / 赤外分光法 / 紫外・可視分光法 / 反射スペクトル / 表面・界面物性 / 単分子膜 |
研究成果の概要 |
新規洗剤の開発のための基礎となる知見を得るため、界面活性剤と配合剤が作る超分子のGibbs膜の構造を分光学的に明らかにすることで、配合剤の分子構造がGibbs膜の構造に与える影響、そして表面張力に及ぼす影響を明らかにした。配合剤として分子構造がわずかに異なる複数の有機塩、有機添加物を用いたところ、構造的にGibbs膜に入り込みやすい形の分子構造を持つもののみが表面張力に大きな影響を与え、また実際にGibbs膜の構造を大きく変化させていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
界面活性剤と配合剤の混合溶液が作るGibbs膜に配合剤の分子構造が与える影響を明らかにする研究は少なく、今回、表面張力と合わせて分光学的にそのGibbs膜構造を明らかにしたことは学術的に意義のあるものだと考えられる。また、それらが作る超分子という観点から洗剤の開発へ繋げようという例はほとんどなく、これは界面活性剤の使用量の低減など、環境にやさしい洗剤の開発のための知見を与えるものであり、社会的意義も高いと考えられる。
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