研究課題
挑戦的萌芽研究
我々は、これまで白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞様に変化させるベージュ化を熱産生タンパクUCP-1遺伝子発現を指標にイメージングする系を研究してきた。この系を用いてベージュ化を引き起こし、抗肥満効果を示す成分のスクリーニング並びに混合物から活性のある分画を同定することに用いることができるのではないかと考え、その可能性について検討してきた。UCP-1/ルシフェラーゼ・レポーター遺伝子導入トランスジェニックマウスを用いて、サンショウ成分のベージュ化誘導作用を担う成分同定を試みた。また、培養脂肪細胞を用いてサンショウ分画成分の脂肪分化に与える影響を検討した。
今や国民の6人に1人が、メタボリック症候群もしくはその予備軍と考えられており、肥満症の予防・治療方法の確立は喫緊の課題である。蓄積エネルギー消費亢進機構に基づく抗肥満薬は今の所ない。我々は、これまでサンショウにはベージュ化誘導を伴う抗肥満効果があることを示してきたが、有効成分が明らかではないため、熱産生タンパク遺伝子発現を指標に、生体イメージング方による抗肥満効果を示す成分を同定する方法を検証した。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
Chronobiol Int
巻: in press 号: 4 ページ: 499-510
10.1080/07420528.2017.1415922
Radiation Protection Dosimetry
巻: - ページ: 1-7
10.1093/rpd/ncw142