研究課題/領域番号 |
16K12730
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
東尾 浩典 岩手医科大学, 教養教育センター, 講師 (50342837)
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研究分担者 |
齋野 朝幸 岩手医科大学, 医学部, 教授 (40305991)
吉田 潤 岩手医科大学, 教養教育センター, 助教 (20611007)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | マスト細胞 / 脱顆粒 / 調節性分泌 / ライブイメージング / 即時型アレルギー / 蛍光色素 / イメージング / 蛍光プローブ / プレートリーダー / アレルギー / 蛍光プレートリーダー / アレルギー・ぜんそく |
研究成果の概要 |
マスト細胞の分泌顆粒に貯留された化学伝達物質が開口放出(脱顆粒)されることが即時型アレルギーの引き金となるため、脱顆粒を制御する物質の探索は重要な課題である。本研究では、簡便な操作で多検体解析を可能とする脱顆粒制御物質スクリーニング系の構築を目指し、様々な脱顆粒ライブイメージング系の適用可否を検討した。そして、分泌顆粒膜に結合すると蛍光を発する色素を用いるイメージング系が鋭敏で、分泌刺激特異性もなく、従来の脱顆粒度合評価系との整合性にも優れることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脱顆粒制御物質の探索においては多検体解析が要求されるが、従来の生化学的脱顆粒度合評価系は、培地や細胞抽出液の酵素活性測定のための煩雑な実験操作があるため不向きである。一方、本研究で志向するライブイメージング技術に基づく脱顆粒度合評価系は、脱顆粒度合が蛍光強度の差異として反映されるため生細胞の蛍光強度を測定するだけで良く、多検体解析に好適である。加えて、用いた蛍光色素は細胞内での脱顆粒の進展を可視化するため、そのまま顕微鏡観察に持ち込んで脱顆粒制御物質の作用メカニズムを解析することができ、エビデンスに基づく脱顆粒制御物質の同定と開発に貢献しうる。
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