研究課題/領域番号 |
16K12743
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 松本歯科大学 |
研究代表者 |
増田 裕次 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 教授 (20190366)
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研究分担者 |
倉澤 郁文 松本歯科大学, 歯学部附属病院, 教授 (60131059)
中村 典正 松本歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (60533130)
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研究協力者 |
菅生 秀昭
吉野 旭宏
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 咀嚼回数 / 外耳道ひずみ / 下顎頭運動 / 筋電図 / 外耳道 / 下顎運動 / Bland-Altman法 / 下顎頭 / 咀嚼 / 摂食 / 食品 |
研究成果の概要 |
本研究では外耳道ひずみを計数することで、より簡便かつ正確に咀嚼回数を測定できるかどうかを明らかにすることを目的とした。 まず、外耳道ひずみと下顎頭運動を測定し、相互相関関数を算出した。相互相関関数のピーク値を比較すると、外耳道ひずみと下顎頭運動の前後方向や上下方向の動きとの間でのピーク値の絶対値は左右方向との間のピーク値に比べて有意に高い値を示した。 次いで、装置による外耳道ひずみを用いて算出した積算数(咀嚼回数)と、咬筋筋電図から得た咀嚼回数の一致をBland-Altman法で分析した。ほとんどの記録で、双方の計数の一致度は高かった。食品別にみると、線維性の高い食品の方が一致度が高かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本成果から、外耳道ひずみの計測で下顎運動を知ることが可能であることがわかった。個人差や食品による影響はあるものの、外耳道のひずみの計測から咀嚼回数が計数できる可能性が示された。外耳道のひずみを記録するだけの簡便な装置で、自動的に咀嚼回数が容易に計数できる可能性を示した。食生活を自己管理するために、各自の咀嚼回数を知ることが家庭にも普及し、新しい装置の普及が国民の健康管理に寄与すると考えられる。
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