研究課題/領域番号 |
16K12745
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 大阪夕陽丘学園短期大学 |
研究代表者 |
森 久栄 大阪夕陽丘学園短期大学, その他部局等, 准教授(移行) (90532359)
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研究協力者 |
黒田 研二 関西大学, 人間健康学部, 教授 (70144491)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 児童養護施設 / 乳児院 / 食物アレルギー / 給食 / 社会的養護 / 食物アレルギーのガイドライン / 食物アレルギーの対応ガイドライン / アレルギー / 入所型児童福祉施設 |
研究成果の概要 |
乳児院・児童養護施設での食物アレルギーの有症率及び、食物アレルギーに関連した事象(入所時情報の不確実、事実相違)について特徴的な実態を報告した。また、給食対応についてガイドライン・マニュアル等を用いた施設の実態を明らかにするとともに、ガイドライン等の使用とアナフィラキシーショックなどの食物アレルギーに関連した事象との関連、給食体制との関連について報告した。さらに保育園や小学校との比較調査により社会的養護施設における課題を分析した。以上から食物アレルギーの給食対応のシステムづくりのための基礎資料と知見を得ることができた。研究助成期間は終了したがシステム作りの観点から今後も分析を続ける予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまで報告されていない乳児院・児童養護施設等の食物アレルギーの児童の有症率、および給食対応の実態を明らかにすることができた。とりわけ、入所時の情報が確認できないまま給食対応をせざるを得ない給食担当者(多くは栄養士・管理栄養士)のかかえる問題点を把握することができた。現在、国の方針としてアレルギー対策を推進していく中、また、社会的養護が小規模化されていく中で、児童の安全と児童を取り巻く職員の安心を確保できるよう、食物アレルギー対応の給食体制を構築するための基礎資料を得ることができた。
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