研究課題/領域番号 |
16K12763
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
平尾 健二 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (70301348)
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研究協力者 |
吉田 俊道 有機農家・NPO大地といのち会, 代表
常松 浩史 (独)農研機構
鶴園 美寿々 , 元学生
永田 祥晟 , 元学生
木船 重陽 , 元学生
甲斐 ふゆみ , 元学生
大石 一慶 , 大学院生
上窪 麻亜愛 , 元学生
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 農業教育 / 有機農法 / 生物育成 / 中学校技術科 / 高等学校農業科 / 栽培学 / 栽培学習 / アイガモ農法 / 無農薬栽培 / 教材開発 |
研究成果の概要 |
本研究では,2つの農法を対象に学校で活用できる栽培技術として確立することを試みた。研究1では微生物が雑草を発酵分解することによる土づくりの方法を検証した。その結果、土壌中の肥効が高まり,栽培した野菜の栄養価(抗酸化成分など)が高まることが明らかになった。研究2では,低投入型農法に適した超多収品種に対して植物由来肥料の活用によってさらなる増収効果が確認された。 さらに,教員対象のセミナーを開催し,本研究で確立した技術を実際に学校現場に還元することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,学校教員が求めている「安全安心な有機農法」について,そのノウハウを科学的に検証しながら学校現場に還元することを試みた。例えば,研究成果の一つである「雑草を用いた土づくりからの野菜栽培」についてはその成立メカニズムにも科学的に検証し,農学研究としての意義も見出すことができた。 また,学校でも簡単に実施可能なレベルまで再現性が得られており,現職教員向けのセミナーでその研究成果を実際に還元することができた。よって本研究の農業教育をベースとした社会的意義は大きいと考えられる。
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