研究課題/領域番号 |
16K12789
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 群馬大学 (2018-2019) 徳島大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
澤田 麻衣子 群馬大学, 教育学部, 准教授 (20645246)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 幾何教育 / 空間認識力 / 投象 / 教材開発 / 中学生 / 空間認識 / 数学教育 |
研究成果の概要 |
本研究は投象という概念を取り入れた幾何教材の検証と、幾何教材学習前後の中学生の空間認識力の変容を明らかにすることを目的としたものである。2つの中学校で1年生を対象に、授業実験ならびにMCT(Mental Cutting Test)及びMRT(Mental Rotations Test)による調査、質問紙による調査を実施した。その調査結果から、投象という概念を取り入れた幾何教材による学習の空間認識力への効果を認めることができ、また見取図と投影図の問題解決にも影響を与えることが分かった。このことから、投象の概念を取り入れた学習を通して、空間図形の図を読み、図に表現することの学習の必要性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
空間認識力は学習場面だけでなく汎用されることの多い基礎的な能力である。この空間認識力を養う場として、算数・数学の授業で扱う「空間図形」の学習の場がある。本研究はこれまでに開発してきた投象という概念を取り入れた幾何教材が、数学という教科の学習のねらいとする学問知識の獲得だけでなく、基礎的な能力としての空間認識力への効果へも期待できるものであることを検証することを意図したものである。これまでの理論的側面からの教材開発と数学教育現場における教材の評価に本研究結果が加わることで、学問知識の獲得と基礎的な能力としての空間認識力の育成を満たす幾何教材の提案と教材開発の発展につながるものである。
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