研究課題/領域番号 |
16K12805
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
津留 俊英 山形大学, 地域教育文化学部, 教授 (30306526)
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研究協力者 |
八木 浩司
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 偏光解析 / 屈折率計測 / テフラ / 屈折率 / 偏光計測 / 応用光学・量子光工学 |
研究成果の概要 |
火山の爆発的噴火で火山ガスとともに噴出される粒径が数mm程度のテフラに含まれる数100 μmの大きさの斑晶鉱物や火山ガラスの屈折率を光学的に直接計測するために反射対物ミラーと消光型エリプソメーターを組み合わせた顕微偏光解析装置を作製した。作製した顕微鏡部は実用的な作動距離で観察に十分な空間分解能を持つこと、また、顕微偏光解析部は複数の試料の計測によって消光状態は良好で精度良く消光方位角が決定できることを確認した。また、光学定数既知の2つの参照試料を用いて装置の偏光特性を評価する手法を新規に考案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フォトニック結晶や液晶素子を始めとして偏光を利用した機能性素子の新規開発が進んでおり、微小領域の精密偏光計測の要求は高いが、いまだ偏光顕微鏡の域を出ないのが現状である。顕微鏡と偏光解析を融合した革新的なハイブリッド顕微鏡によって、顕鏡者の能力差などヒューマンエラー、水和や温度ムラの影響を排除した屈折率の直接計測が実現する。また、テフラの計測に限らず生体応用、表面・界面、固・液界面の計測など、従来法では計測困難な研究分野にも応用でき、学術研究に留まらない広範囲な産業分野への応用が期待できる。
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