研究課題/領域番号 |
16K12845
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
越村 俊一 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (50360847)
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研究協力者 |
撫佐 昭裕
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | シミュレーション / 高性能計算 / 広域被害把握 / 津波予報 / 数値シミュレーション / 格子ボルツマン法 / 自然災害 / シミュレーション工学 / 防災 |
研究成果の概要 |
大幅な演算性能向上が期待される次世代コプロセッサを活用して,自治体などコミュニティでの自立的・分散的な運用が可能なリアルタイム津波浸水・被害予測システムを構築することを目的とし,計算モデル,計算資源量や予測内容の量と質,および導入するハードウェアについての仕様を明らかにした.計算モデルについては,非線形長波式の差分法による従来のモデルに加え,近年開発が進められている新しい計算法である格子ボルツマン法を検討し,2011年東北地方太平洋沖地震津波の再現計算とその評価を通じて,次世代の数値計算モデルとしての有効性を実証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の最大の意義は,高精度リアルタイム津波浸水予測を,安価な次世代プロセッサを用いることで実行可能にし,さらに大学等での大規模なスーパーコンピュータと同等以上のパフォーマンスを達成できたことである.これにより,自治体などコミュニティでの自立的・分散的な運用が可能なリアルタイム津波浸水・被害予測システムを構築することが可能になった.さらには,我が国だけでなく,津波リスクの高い諸外国への展開が可能になったことが重要な成果である.
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