研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では日本人英語学習者の読解タスクパフォーマンスを評価するためのテストおよび採点ルーブリックの妥当化を行った。情報転移課題のパフォーマンスを3名の評価者が採点し,ルーブリックがテスト開発者の意図通りに機能したのかを多相ラッシュ分析,および一般化可能性理論に基づき論証した。加えて,構造方程式モデリングによりテスト得点が学習者の語彙力・文法力・意味理解力と密接に連関することを明らかにした。
本研究によって技能統合型テストの実効性が示されたことで,単語や文法,訳読などに焦点を当てたエクササイズ中心の読解指導から,タスク中心教授法に基づくコミュニケーション重視の読解指導への移行を促すことが期待される。テストによって英語教授法の質を向上させるためには,テスト自体が学習の一助となるように妥当性と実用性を兼ね備えたテストを実施しなければならない。本研究は指導の成果や学習者の達成度を適切に測定できるテストを提供することができる。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 2件、 招待講演 3件) 図書 (2件) 備考 (3件)
全国英語教育学会紀要
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JACET Journal
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http://www.u.tsukuba.ac.jp/~ushiro.yuji.gn/