研究課題/領域番号 |
16K13320
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
国際法学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
西本 健太郎 東北大学, 法学研究科, 教授 (50600227)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 海洋法 / 海洋境界画定 / 地理情報システム / 国際法学 / 地理情報システム(GIS) |
研究成果の概要 |
本研究では、国際裁判による海洋境界画定について、最終的な境界画定線に「過大な」影響を与える要素を、裁判所がどのような手法で修正してきたかを分析・整理した。また、海洋境界画定条約については、200海里以遠の大陸棚の境界画定に着目し、国際裁判による境界画定においては200海里内の単一海洋境界に適用されてきた手法が踏襲されているのに対して、自然の延長を反映するものとしての海底地形や、海域の面積など、他の地理的な要素に着目した柔軟な解決が図られていることを明らかにした。また、追加的に、日本の200海里以遠の大陸棚の設定に関する問題を検討し、日本が群島水域を主張することの理論的な可能性を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、国家間の海洋境界画定において、国際法に基づいてどのような具体的な手法によって境界画定が行われるかに関するものであり、日本が今後他国との間で海洋境界画定を行う際に必要な学術的知見の蓄積に貢献するものである。特に、200海里以遠の大陸棚の境界画定に関する研究部分は、比較的新しい問題であり、日米との間で必要となる海洋境界画定の境界画定手法に関する知見を提供するものとして、社会的な意義がある。
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