研究課題/領域番号 |
16K13349
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
神谷 和也 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (50201439)
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研究分担者 |
清水 崇 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (80323468)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 貨幣 / 金融政策 / サーチモデル / 非決定性 / 決定性 / 定常均衡 / ナッシュ交渉 / 貨幣サーチモデル |
研究成果の概要 |
現代経済において貨幣は重要な役割を果たしている。しかし、貨幣の保有動機(特に取引動機)を経済学的に厳密な意味で(サーチモデルによるミクロ経済学的基礎付けのもとに)モデルに導入すると、無限個の均衡が存在し、どの均衡が選ばれるか決定しない。また、どの均衡が選ばれるか分からないため金融政策等の効果も不確定になる。本研究では一切アドホックな仮定を置かないで均衡が確定するモデルを構築した。また、均衡が無限個になる条件と有限個になる条件を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代の経済において、貨幣は重要な役割を果たしている。しかし、貨幣が存在することで、ある意味、経済は不安定性を内包することになる。本研究では、貨幣保有動機を厳密な意味で導入して、経済が不安定になる条件および逆にある程度安定になる条件を明らかにした。また、ある程度安定になる場合を分析し、金融政策などの効果を分析した。この研究により、貨幣経済の不安定性の一つの要因を明らかにし、貨幣経済における新しい経済政策の方向を明らかにした。
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