研究課題/領域番号 |
16K13381
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
藤原 孝男 豊橋技術科学大学, 総合教育院, 教授 (70173490)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | MOT / アントレプレナーシップ / バイオベンチャー / リアルオプション / ベイジアンMCMC / ネグレクテッド疾病 / 社会的ベンチャー / 戦略的提携 / ネグレクテッドディジーズ / ベイジアンMCMC分析 / デスバレー / スターバイオベンチャー / 途上国疾病 / ベンチャー生態系 / クラウドファンディング / バーチャルベンチャー / 社会的イノベーション |
研究成果の概要 |
バイオベンチャーのほとんどは深化するデスバレー克服に向け高付加価値の疾病治療を標的とし、途上国での熱帯・貧困に由来する多くの患者ニーズから乖離する傾向がある。しかし、米国西海岸のUCSFやUCバークレイ、さらにはバンガロールのIIScの周辺には、ネグレクテッド疾病向けの治療薬等を開発中の社会的バイオベンチャーがあり、カリフォルニアのQB3やバンガロールのC-CAMPなどのインキュベーターあるいはCARB-Xなどの支援を受けて研究開発を行っている。特に、リーマンショック時のデスバレー克服の戦略について、リアルオプションとベイジアンMCMCを用いて、成長・非成長企業の相違を分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、先ず、①米国で法制化された税控除(希少疾病医薬法)や、バウチャー(「優先審査保証」及び「小児疾病優先審査保証」)による研究開発投資の回収可能性、②優先審査保証権の金融工学的評価の有効性などに関して、リアルオプション分析を用いた経済的評価を可能にする。次に、エンジェルとベンチャーキャピタルとの投資期間の間での情報非対称下での、クラウドファンディングを通したシグナリング機能について、ベイジアンMCMCによる信頼性の確率的評価を可能にする。そして第3に、社会的バイオベンチャーのデスバレー克服可能性を評価し、成長戦略の特徴を理解することで、社会的意義を経済的価値として評価できる。
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